ご あ い さ つ

 

 

  

 綱    領

1 われらの建築は 人類の幸福のため 最良の芸術たるべし

1 われら建築士は 社会発展のため 最新の指導者たるべし

1 わが建築士会は 会員の向上のため 最善の団結たるべし

 

  

  

                                       公益社団法人静岡県建築士会 

                           会長 松下 好宏

   

【令和7年度定時総会 会長挨拶より】令和7年6月13日(金)

  

    本日はお忙しい中、定時総会にご出席頂きまして感謝申し上げます。

     また日頃、会員の皆様には建築士会の運営にご支援ご協力を頂き誠に有難うございます。 

   私も会長就任より一年が経過致しまして、時間の流れの速さに改めて考えさせられる

   この頃です。

 

      さて昨今はコロナ明けで、世の中の交流が以前の状況に戻りつつあると思いますが、

   諸物価及び人件費の高騰による建設コスト等の上昇から、建築業界を取り巻く

   環境が一段と厳しくなっております。しかしこのような状況下でも我々建築士は

   その職種として国民の安心安全を守る専門職であり、資格者として常にスキルアップを

   図るための自己研鑽が求められていると思います。

 

   静岡県建築士会としては日頃会員の皆様への情報提供を行っておりますが、今般の

   基準法改正等による業務上必要な内容につきましては、今後共いち早くお知らせしていく

   所存です。そのためにはSNSの情報発信の在り方を踏まえ、見やすく使いやすい

   ホームページの見直しを進めており、本年中には刷新した内容を皆様に提供できる

   予定です。

 

    さて現在の全国各建築士会の状況は、会員の高齢化による会員数の減少及び若い建築士の

    入会者数の減少から、士会組織としての活動維持に非常に苦慮しているのが現状です。

   静岡県建築士会も会員数の減少及び、長年受託事業として行ってきたTOUKAI-0の

   診断事業がいよいよ本年度で最終年となる事から、今後の耐震診断事業について現在 

   県と意見交換を行っていますが、事業規模の維持は困難であり事業収入の大幅な減少は

   避けられず財源の見直しも待ったなしの現状です。

 

     このような状況から、昨年より組織見直し検討委員会にて本会組織、ブロック組織の現状の

   有り様を確認して来ましたが、昨年の就任時に申し上げた組織の見直しを行うべく、

   本年より具体的な組織改革に取り組む所存です。

 

      現在組織検討委員会にて以下の3項目について検討を重ねています。

 

    その内容は 

      1.事務局の再編合理化について

      2.本会組織の見直し再編について

      3.ブロック組織の見直しと合理化について    であります。

 

      特に事務局の再編については今年度中に本会事務局とブロック事務局との統合を

   考えていますが、ブロック活動に支障をきたす事の無きよう充分議論を交わし、

   また会員の皆様には経緯を報告申し上げ、ご理解を得られるよう最善を尽くして

   まいります。

   

    つぎに本会組織についてですが、時代の変革に対応する組織である必要から委員会の

   在り方について現在検討中であり、必要に応じて構成内容を変更する予定です。

   

    つぎにブロック組織についてですが、本会組織との連携から同様に構成内容を見直した

   うえで各ブロックの自主性にあった組織作りを目的にしたいと考えています。

   当然ながら組織再編に見合った予算案についても、充分に検討の上皆様にお示ししたいと

   考えています。

 

    以上今後の建築士会組織の在り方について私の考えを説明しましたが、

   あくまでも静岡県建築士会は会員あっての組織であり、常日頃の会員皆様との係わり方が

   重要な事と認識しております。

 

    今後の運営にあたり皆様のご協力を頂き、微力ではありますが士会の継続的な事業活動が

   展開できますよう努めて行く所存であります。

    今後共建築士会の発展のため、会員の皆様のご協力ご支援を

   よろしくお願い申し上げます。

 

    以上簡単ではありますがご出席の会員の皆様及び静岡県建築士会の益々の発展を

   願いまして、会長の挨拶とさせていただきます。